
ミチエ〜ルのモニタに映っている写真を見て思わず

「いい写真だね〜

いままで見たことない写真だね〜

」
もちろんそれは私が撮った前撮り写真なのだ。
自慢ではございません。
本当に今まで見たことのない写真なのだ。
私は「撮れた写真」を「自分が撮った写真だから」として見ません。
ただ一枚の写真として評価します。
おそらくこれは誰でも持てる能力ではないみたいなのです(単に二重人格だけなのかも

)。
最近気がついたこと。
ラフディップの私の制作した写真集は同じものがありません。
どういうことかというと(よく写真屋さんが世界で一つだけの写真集なんていいますが)中身の編集はもちろんのこと、写真集のカバー、ケース使用の写真、お客様につけるDVDの写真デザイン全て同じパターンのものはありません。
もちろん奇跡でも起こらない限りみんなページ数も違います。
だから今までお客様に納品した写真集全て並べてみても全部違うのです。
何故か?
それは私が、一つ一つ私の作品集として作っているからなのですが・・・で、最近改めて気が付いたのですが他の方はそんなように作れないみたいなのです。
パターン化する。
まあ商売としては正しい方法です。
先日ある写真館の見本のアルバムを数冊見て驚いたのですが、表紙の写真はみんな同じ(中は怖くて見ませんでした)。
写っている新郎新婦さんはみんな別の人なのに同じポーズです。
ちょっと驚きましたが、それが当たり前なのですね。
うちはお客様に納品したDVDは、同じものをもう1枚作って保管しています。
そのデザインが全て違います。
もちろん納品した写真集のカバーとも違っています。
中には、というか、けっこう写真集に使ってない写真でデザインしてあったりします。
それだけで個展が出来ます(ちょっとこのアイディアいいかも

)。
さてこれはいつも自慢話か

そうじゃないんですね〜。
最近うちのスタッフにその写真集を作らせてみたんですけど、誰も私のような編集できないんですよ

誰もマネが出来ない。
これは教えても出来ることじゃないみたいなんですよ。
もちろん他の写真館の方は出来ないでしょうね。
出来るはずないです。
まあよく考えて見れば、私は作家として・・・それが一人の作家たるゆえんなのでした。
オリジナリティがなければ存在価値がないのです。
で、困ったことになりました。
悩んだ末に・・・彼女たちは(ラフディップはタダコフ以外全員女性なのです、ただいま4名)彼女たちの編集をさせることにしました。
彼女たちの感性をいかした自由な編集作品に。
もちろんチェックは私の厳しい眼が入りますのでとってもいい写真集になります。
最初にもどりますが、私は私の作ったもの、撮ったものを私のものとして見ない・・・ということは同時に他人の作ったものも遠慮しません、褒めるものは褒め、ダメなものはダメ。
これからは女性らしい観点から見た素敵な編集の写真集がラインナップを厚くしてくれることになります。
こっちの方が評判いいかも

私の編集のものはコレまで通り、よりアーティスティックに

(こんなことを言ってもみなさんが、その違いに気が付くかどうかは分かりませんが・・・

)。
そして来年は(今年はもう撮影シーズンに入り無理なので)新しい写真集を発表する予定です。
そしてもう一つ

凄すぎて狼少年になってしまうかもしれませんので、まだ言えませんが、大きなサプライズを考えております。
これからのお客様ではなく今まで私に写真を撮ってもらったお客様に大ニュース

だと思います。
鬼が笑うことはここまでにして・・・おやすみなさい
text by TADAKOV
posted by RUFDiP at 23:58
| 高知 ☔
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前撮り写真
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